2024(令和6)年
第96回センバツ出場校予想



一般枠予想  21世紀枠予想  選出を終えた感想

 

一般枠予想


出場
高校名 都道府県
結果


1
(100)
北海 北海道 100
ここは問題ないだろう。

3
(300)
青森山田 青森 100
八戸学院光星 青森 100
学法石川 福島 60
一関学院 岩手 40
今大会から常時3校に増枠された。3校目は県1位校を2校破っている福島3位の学法石川がわずかに優位だが、優勝校の青森山田に敗れた岩手1位の一関学院も有力で、比較は微妙だ。
地区 出場
高校名 都道府県
結果

6
(600)
作新学院 栃木 100
山梨学院 山梨 100
健大高崎 群馬 100
常総学院 茨城 100
桐光学園 神奈川 40
中央学院 神奈川 20
花咲徳栄 埼玉 15
帝京第三 山梨 5
4強の4校は当確だろう。5校目がある場合、優勝校の作新学院に敗れたとはいえ、スコアと地域性の面で山梨2位の帝京第三はやや不利。県大会1位の3校が有力だが、県大会決勝以外は投手陣が安定していた桐光学園がわずかに有利か? 中央学院は県大会での失点の多さがマイナスになる恐れがある。花咲徳栄は関東大会2試合で16失点したことが、やはり不利に働くのではないだろうか。桐光学園と創価の比較では、桐光学園が有利と予想する。

関東第一 東京 100
創価 東京 20
優勝した関東第一は確定として、最後の1枠は関東が有力だろう。創価は失点の多さが問題視されると見た。

出場
高校名 都道府県
結果


3
(300)
星稜 石川 100
敦賀気比 福井 100
日本航空石川 石川 60
北陸 福井 30
帝京長岡 新潟 10
神宮枠獲得のため1枠増。そのため準優勝の敦賀気比までは当確。3校目は北信越大会での戦績が良い日本航空石川、県大会で敦賀気比を破っている北陸、8強ながら敦賀気比にタイブレークで敗れ、地域性で有利な帝京長岡の比較となる。難しい判断だが、日本航空石川を予想する。

3
(300)
豊川 愛知 100
愛工大名電 愛知 100
宇治山田商 三重 80
藤枝明誠 静岡 20
今大会から常時3校に増枠された。愛知勢2校は確定的。残る1校は4強の三重1位の宇治山田商と、静岡1位の藤枝明誠の比較になりそうだが、優勝校の豊川に敗れた宇治山田商が投手陣の安定度でも優位と見る。

6
(600)



大阪桐蔭 大阪 100
京都外大西 京都 100
京都国際 京都 100
耐久 和歌山 100
報徳学園 兵庫 95
履正社 大阪 55
近江 滋賀 40
須磨翔風 兵庫 10
4強の4校は確定で、5校目は優勝校の大阪桐蔭に1点差負けの兵庫1位・報徳学園で決まりだろう。6校目は近畿大会準々決勝・京都外大西戦で10失点したというマイナスポイントはあるものの、それ以外の試合内容は良好であることから、総合力で履正社が選ばれると予想したい。とはいえ地域性を重視するなら、近江の選出もかなり有力。須磨翔風はやや厳しいか。

出場
高校名 都道府県
結果

2
(200)
広陵 広島 100
創志学園 岡山 100
今大会から0.5減枠され、2校となる。地域性の問題があるので、4強の高校の逆転選出はないだろう。

2
(200)
高知 高知 100
阿南光 徳島 100
今大会から0.5減枠され、2校となる。地域性の問題があるので、4強の高校の逆転選出はないだろう。

4
(400)
熊本国府 熊本 100
明豊 大分 100
東海大福岡 福岡 100
神村学園 鹿児島 95
大分舞鶴 大分 5
準々決勝で大分舞鶴が優勝校の熊本国府にタイブレークで惜敗している。一方の神村学園は熊本国府に9回で6点差負けしているとはいえ、地域性の問題もあり、逆転選出はないと見る。



 

21世紀枠予想(2校)

高校名
地区
(都道府県)


予想
別海
北海道
(北海道)
45 今大会から1枠減で2校となり、東日本・西日本の区分がなくなった。気候や地理的ハンディがあり、部員16人で道4強の別海は、歴代の甲子園出場校の中で最東端という話題性もあり本命だ。対抗馬は激戦。進学校で99年ぶりのセンバツ出場を狙う鶴丸、同じく進学校で74年ぶりの甲子園出場を狙う仙台第一、強豪校を破っている田辺あたりは、当日のプレゼン次第でどこが来てもおかしくない。
仙台第一
東北
(宮城)
25
水戸第一
関東・東京
(茨城)
20
富山北部
北信越
(富山)
10
帝京大可児
東海
(岐阜)
5
田辺
近畿
(和歌山)
30
岡山城東
中国
(岡山)
15
大洲
四国
(愛媛)
15
鶴丸
九州
(鹿児島)
35


 

選出を終えた感想

 2年前にやらかしたせいもあるだろうが、無風の選考となった。21世紀枠の選考は極めて妥当であり、東北の3校目、北信越の3校目、近畿の6校目なども、予想が外れたものもあったとはいえ、おかしな選考はないと言える。

 関東・東京の6校目が中央学院だったのはかなり意外だったが、これは許容範囲内だろう。いちばんの驚きは、東海の2校目が宇治山田商で、3校目が愛工大名電だったことだろうか。たしかに東海大会で豊川に対してより善戦したのは宇治山田商のほうではあるが、それほどの大差ではないし、愛工大名電は県大会で豊川に勝っているのだ。

 東海が3枠に増えていたから大事に至らなかったが、2枠のままだったらと思うとゾッとする選考ではある。とはいえ、その大事に至らなかった選考が最も目立つのだから、今年の選考はやはり無難だったと言える。